ローヤルゼリーの成分（チロシン）

ローヤルゼリーの成分、チロシンについてご紹介します。

ローヤルゼリーに含まれるチロシン

ローヤルゼリーは女王蜂を育てるための栄養素を40種類以上も含んでいます。
その中でも女王蜂を特徴づけるのに深く関係している栄養素のひとつがたんぱく質です。

栄養としてのたんぱく質は、人の体内で合成できない必須アミノ酸と、人の体内でも合成できる非必須アミノ酸の2種類があります。
このうちチロシンは非必須アミノ酸です。

人にとってチロシンは、体を成長させたり脳機能を正常に保つ栄養素で、健康に欠かせません。

チロシンはローヤルゼリー以外の食品ではチーズなどの乳製品や、落花生、アーモンド、大豆食品、その他バナナやリンゴといった果物などにも含まれています。

チロシンの効果

うつ病改善効果

チロシンは神経伝達物質の材料となる物質です。
特に気分を高めるドーパミンやノルアドレナリンの元となります。
そのため、気分の落ち込みを防いだりやる気を出したりと、うつ病改善に効果が期待されています。
また、気持ちが高まることでストレスや疲労感を感じ難くなる効果もあります。

学習力アップ

チロシンが元になって作られるドーパミンやノルアドレナリンには、やる気を出したり集中力を高めたりといった働きもあります。
これにより学習力アップ効果が期待できます。

白髪の予防

髪の毛の黒色を作っているのはメラニンです。
チロシンにはメラニン色素を作り出す働きがあります。
そのため、チロシンは白髪予防が気になる人にとっても欠かせない栄養素です。

チロシンの不足や過剰症

チロシンは一般的な食品から摂取できるため、バランスの良い食事を心掛けていれば不足する心配は少ないです。
しかし、万が一チロシンが不足すると、ストレスの影響を受けやすくなったり疲れやすくなったり、子供であれば成長障害を引き起こす可能性もあります。

反対にチロシンが過剰になると、高血圧の原因になります。
またチロシンにはメラニンを作る働きがあることから、肌にシミやそばかすができやすくなることもあります。

ただし、チロシン自体は悪い成分ではなく、健康補助的にローヤルゼリーを摂取する分には問題ありません。

チロシンは糖分と相性がよく、一緒に摂取すると体に吸収されやすくなります。
そのためチロシン摂取には糖分を併せ持つ果物が薦められることがあります。
しかし、ローヤルゼリーも栄養に優れた食品で、アミノ酸の他にビタミンやミネラル、糖分も含まれています。
毎日の栄養補助としてローヤルゼリー製品を選ぶのもひとつの方法でしょう。