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ローヤルゼリーの産地(日本)

日本で消費されているローヤルゼリーの主な産地は、中国・台湾を含む東アジアです。
日本でもローヤルゼリーが採れますが、国内で消費されている99%は外国産で、日本産は稀少です。
こちらではローヤルゼリー産地としての日本や、国内産ローヤルゼリーの特徴についてご紹介します。

日本のローヤルゼリーと生産

日本は、ローヤルゼリーの一人あたりの年間消費量が世界一位の国です。
1960年代にローヤルゼリーの健康効果がニュースで取り上げられ、ブームになって以降、ローヤルゼリー生産も盛んに行われてきました。
しかし、近年はピーク時に比較すると生産量が落ち込んでいます。

ローヤルゼリー生産のピークは1977年でした。
年間30トンありましたが、2015年では年間3トンとなっています。
これは国内消費の1%にあたる量です。

そのため、現状、流通するローヤルゼリーは海外産に頼らざるを得ない状況です。

日本産のローヤルゼリーは稀少

日本産のローヤルゼリーは、流通している量が少ないため、稀少です。

商品として人気があるのにも関わらず生産量が少ない理由には、日本の土地や気候の問題があります。

まず、蜂を育てるのには農薬や汚染のない広大な土地が必要です。
しかし、日本はもともと国土が狭いうえに、高度成長期の土地は開発や土壌汚染などの問題によって、養蜂に適した土地が減ってしまったのです。

また、蜂たちは寒くなると活動ができなくなってしまうため、日本では春や夏の限られた季節にしか働けません。

これらの理由から日本産のローヤルゼリーは、安定供給できないこともあります。

日本産のローヤルゼリーの品質

日本産のローヤルゼリーは高品質として扱われることが多いです。
価格も高価であることが多く、生ローヤルゼリーでは全体の相場が100gあたり2,000~5,000円であるところ、日本産商品は100gで1万円以上するようなものも珍しくありません。
その理由は、ローヤルゼリーの性質にあります。

ローヤルゼリーはデリケートで、生の状態だとすぐに酸化してしまいます。
また時間が経てばたつほど栄養が損なわれてしまうため、新鮮なほど品質が良いとされるのです。

そのため、生ローヤルゼリーの採取から消費者の手元に届くまでの時間が短い国産は、海外産に比較して栄養が損なわれにくく、高品質だとして扱われるのです。

ただし、日本産ローヤルゼリーの全てが安全で高品質だとは限らないのも事実です。
日本産、海外産問わず、製造や品質管理がきちんと行われているかのチェックは欠かせません。

ローヤルゼリーの性質や、その稀少さから、日本産ローヤルゼリーは高品質で高価です。
特に生ローヤルゼリーの鮮度にこだわりたいという人には日本産ローヤルゼリーがおすすめできます。
しかし、健康食品は継続することが大切です。
そのため製品選びでは品質だけではなく、価格や買いやすさも気にかけたいものです。
何を基準に選ぶかは消費者次第ですが、品質や価格をよく比較したうえで納得して口にできるものを選んでみると良いでしょう。

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