ローヤルゼリーによる病気の予防・改善（腎臓病）

腎臓は尿を作ったり、ホルモンを分泌したりしている臓器です。
しかし腎臓病は、日本人の8人に1人が患っていると言われるほど身近な病気です。
そんな腎臓病の予防や改善に、栄養補助食品であるローヤルゼリーが期待されています。
今回は、ローヤルゼリーと腎臓病の関係や、ローヤルゼリーに含まれている成分についてご紹介します。

腎臓病にローヤルゼリー

腎臓は体の背中側にある臓器です。
血液から不要な老廃物や水分を取り除いて尿の元を作る「糸球体」と、糸球体から出てきた尿の元の成分をさらにより分ける「尿細管」、この2つで構成されています。
尿細管で必要と判断された成分は体に再吸収され、不要なものは尿として体外へ排出されます。

このように、腎臓は尿を作るだけではなく、体の水分量を調整したり、尿の元からナトリウムやカリウムなどのミネラルを取り出してバランスを保ったりする役割があります。

しかし、糸球体や尿細管に負荷がかかるなどしてうまく働かなくなると、腎機能が低下し、進行すると腎臓病になってしまいます。
腎臓病には急性と慢性の2つがありますが、慢性では徐々に進行していくため、本人も気付かないケースが多いです。

腎臓病の原因は主に加齢による体機能の衰えですが、その他に高血糖、脂質異常、高血圧、などの症状があると悪化が早まります。

ローヤルゼリーには直接的に腎臓病を治す効果はありません。
しかし、腎臓病悪化の原因となる高血糖、脂質異常、高血圧に関わる栄養素が含まれていることから、栄養補助食品として毎日の健康維持をサポート、ひいては腎臓病への効果が期待されているのです。

ローヤルゼリーの腎臓病サポート成分

たんぱく質（アミノ酸）

たんぱく質は、食事から摂取した脂肪や糖をエネルギーに変換したり、消費を促したりと、代謝促進の働きなどをもつ栄養素です。
また内臓や血管を作る材料にもなり、健康維持に欠かせません。

ローヤルゼリーには24種類のたんぱく質が含まれています。
肝臓病関連では特にメチオニン、タウリンに、血中に脂肪が溜まるのを防ぐ働きがあり肝臓病悪化の要因となる脂質異常や高血圧を予防します。
また、イソロイシンは糖代謝を促して、高血糖予防をサポートします。

ビタミン類

ローヤルゼリーには10種類のビタミン類が含まれています。
その中でも、ビタミンB1、B2、イノシトールは、代謝を高めて高血糖や脂質異常、高血圧を予防する効果が期待されています。

また、ビタミン様物質であるコリンは、気持ちをリラックスさせる神経伝達物質アセチルコリンを作ります。
アセチルコリンには、自律神経を整えて血圧を安定させる働きがあり、腎臓病の予防・改善を間接的に助けます。

ミネラル

ローヤルゼリーには8種類のミネラルが含まれています。
そのうち、亜鉛、マンガン、マグネシウムは、糖代謝を促すインスリンの働きを助け、高血糖を予防します。
また、カリウムは過剰なナトリウムの排出を促し、高血圧を予防します。

特有成分

ローヤルゼリーにしか存在しない特有成分デセン酸には、インスリンと同じ働きがあることが分かっており、高血糖を予防をサポートします。
また、デセン酸には自律神経の乱れを整える効果も期待されています。
自律神経は血圧調整にも関わっているため、間接的な高血圧予防、ひいては腎臓病の予防・改善にも繋がります。

このように、ローヤルゼリーは栄養素として体の機能を助けます。
腎臓病予防改善のポイントは、生活習慣に起因する病気の予防や改善です。
食習慣のほかにも、運動の習慣をつけたり、喫煙や飲酒の習慣を見直してみることも大切です。

ローヤルゼリーのような栄養補助食品は、食習慣改善の一環として取り入れやすいのがメリットです。
またローヤルゼリーのように、多種の栄養を含んだ食品はあまり多くありません。
その点も、ローヤルゼリーが腎臓病予防・改善に注目されている理由だと言えるでしょう。