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ローヤルゼリーの成分(オキシプロリン)

ローヤルゼリーの成分、オキシプロリン(ヒドロキシプロリン)についてご紹介します。

ローヤルゼリーに含まれるオキシプロリン

オキシプロリンはローヤルゼリーに含まれる非必須アミノ酸のひとつです。
ローヤルゼリーには女王蜂を成長させるための40種類以上もの栄養素が含まれていますが、その中でも女王蜂を特徴づけるのに欠かせないのがアミノ酸です。

アミノ酸は人にとっても必要な栄養素です。
アミノ酸には食事からしか得られない必須アミノ酸と、人の体内でも合成できる非必須アミノ酸の2種類があり、このうちオキシプロリンは非必須アミノ酸に分類されます。

オキシプロリンはローヤルゼリー以外の食品にも含まれています。
コラーゲンの主成分であるため、豚足、牛筋、鶏の手羽先、フカヒレといった食品に多く含まれています。

ちなみに人の体内では、ビタミンCや、同じ非必須アミノ酸であるプロリンを材料に合成されています。

オキシプロリンの効果

美容効果

オキシプロリンはお肌にハリや潤いを持たせる働きがあります。
オキシプロリンはコラーゲンの主要成分で、体内のオキシプロリン量を計ればコラーゲン量も測定できると指標にされているほどコラーゲンと関わりの深いアミノ酸です。

コラーゲンはオキシプロリンの他にも、グリシンとプロリンで構成されています。
オキシプロリン、グリシン、プロリンはいずれも非必須アミノ酸であり、この3成分が螺旋状に絡まり合ってコラーゲンを作っています。
そのため、オキシプロリンをはじめとしたコラーゲン成分をバランス良く摂取することで、お肌のコラーゲンも増やせると考えられています。

実際に、被験者20名にコラーゲンの素となるオキシプロリンを含んだアミノ酸ドリンクを2ヶ月間摂取させた実験では、血中のオキシプロリン量が増加し、肌の弾力やハリが回復したりシワの本数が明らかに減ったりといった結果が確認されています。

参考元: 常盤薬品工業株式会社「【大阪大学美容医療学寄附講座との共同研究】コラーゲンドリンク連用による美容への有効性を実証しました」常盤薬品(2018/5/27)

これまでコラーゲンは、食べても代謝されてしまい美容には効果が期待できない、と言われてきましたが、上記実験のように効果を示す結果が出ていることも事実なのです。

アレルギー症状を抑える

オキシプロリンにはアレルギー症状を引き起こすIGEやヒスタミンの増加を防ぐ働きがあります。
これによりアレルギー症状が置きにくくなり、アトピー性皮膚炎などの改善にも期待が持たれています。

オキシプロリン不足や過剰症

オキシプロリンが不足すると体内のコラーゲン量も減少してしまうため、肌が乾燥しやすくなったり弾力が失われたりしていまいます。
また、コラーゲンは関節の軟骨にも多く含まれているため、関節痛が起こりやすくなります。

一方、オキシプロリンの過剰症についてはよく分かっていません。
オキシプロリンは基本的に安全性が高い物質であり、過剰症に関するデータが少ないのです。
これは言い換えれば多少摂り過ぎても健康には問題がないとも解釈できます。

しかし、オキシプロリンをはじめとしたアミノ酸は、アミノ酸同士でくっついて働くことが多いため、ある成分だけを過剰に摂取すると調和が崩れ、思わぬ悪影響を招いてしまう可能性が示唆されているのも事実です。
いずれにしても栄養バランスには注意したいところです。

このように、オキシプロリンは健康はもちろん、美容が気になる人にとっても欠かせない成分です。
年齢とともに血中のオキシプロリン量が減ってしまうことが分かっているため、不足が気になる人は栄養バランスを意識しつつ積極的に摂取していきたいところです。

ローヤルゼリーには、オキシプロリンとともにコラーゲンを構成するグリシンとプロリンも含まれているうえに、人間が必要とする必須アミノ酸9種類や、ビタミン、ミネラルといった40種類以上もの栄養素が含まれています。
栄養バランスに優れているため、毎日の栄養補助食品として選びやすいと言えるでしょう。

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