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マヌカハニーとローヤルゼリーの違い

マヌカハニーとローヤルゼリーは、どちらも蜂の巣から採れる物質です。
しかし両者の特徴や効果には大きな違いがあります。
マヌカハニーとローヤルゼリーの違いについて詳しくご紹介します。

作り方

マヌカハニーとローヤルゼリーは全く異なるもので、その材料や作り方も違います。

まず、マヌカハニーは、はちみつの一種です。
ニュージーランドに自生しているマヌカの木に咲く花から採れる蜜で作られるはちみつがマヌカハニーと呼ばれます。
そのためマヌカハニーはほぼ100%ニュージランド産です。

そして、ローヤルゼリーは、ミツバチが出す分泌液のことです。
ミツバチが花粉を食べ、一旦体に吸収した後に、頭部にある分泌腺から分泌したものがローヤルゼリーとなります。

マヌカハニーははちみつとして貴重な種類です。
また、ローヤルゼリーもわずかにしか作られないため貴重な物質です。
どちらも採れる場所やタイミングによって多少品質は異なりますが、価格は高価になることが多いです。

蜂の巣内での用途

マヌカハニーもローヤルゼリーも、蜂が巣内で使うために作られています。
どちらも蜂たちのエサになりますが、その目的は違います。

マヌカハニーなどのはちみつは、主に働き蜂たちに栄養源として食べられています。
また、花粉や蜜が採れない時期のための非常食として、巣内に蓄えられています。

一方、ローヤルゼリーは、女王蜂のための食事です。
女王蜂は働き蜂と違って、花粉やハチミツは食べず、生まれてから死ぬまでローヤルゼリーのみを食べて生きます。
ローヤルゼリーは、女王蜂が幼虫の頃は、女王蜂が育つ王台の中に蓄えられていますが、女王蜂が羽化すると働き蜂から女王蜂の口に直接運ばれるようになります。

成分

成分や効果

マヌカハニーの成分は、糖分、ビタミン、ミネラル類、メチルグリオキサールなどで構成されています。
メチルグリオキサールはマヌカハニーにしか含まれていない特有成分であり、このメチルグリオキサールがマヌカハニーを特徴づけています。

ちなみに、産地であるニュージランドの先住民の言葉では、マヌカは「復活の木」「癒しの木」といった意味があり、古来から怪我や病気治療に用いられていました。
そして現代では、風邪やインフルエンザの予防、ピロリ菌の除菌や、整腸作用による免疫力アップなどが期待されています。

ローヤルゼリーの成分は、必須アミノ酸を含むたんぱく質、脂肪酸、ビタミン、ミネラルななどで構成され、栄養バランスに優れています。
脂肪酸には数種類が含まれていますが、そのうちのデセン酸はローヤルゼリーの特有成分です。
これら成分によってローヤルゼリーには、疲れの回復、糖尿病や動脈硬化をはじめとした生活習慣病予防、更年期障害、自律神経症、免疫力向上などの予防や症状緩和に効果が期待されています。

品質の基準

マヌカハニーやローヤルゼリーは、健康効果が期待される一方で、天然成分であることからどちらも採れる時期や場所によって品質には違いが生まれます。
また、どちらも人気商品であるため、粗悪品が紛れていることもあり、商品選びには慎重になる必要があります。
そのため、消費者が品質を見比べられるように、さまざまな規格が設けられています。

例えば、マヌカハニーであれば特有成分であるメチルグリオキサールの含有率を表したMGOやUMF値などがあります。
どちらも数値が高い方が品質は良いです。

ローヤルゼリーは日本の自主規制団体である(社)全国ローヤルゼリー公正取取引協議会によって規格基準が設けられています。
成分の割合や製造工程など細かく審査が行われ、品質審査をパスした製品のみに公正マークが与えられます。
公正マークがついているローヤルゼリー製品であれば、基本的に安心して利用することができます。

色や味

マヌカハニーははちみつですが、一般的なハチミツとは見た目も味も少し違います。
まず、色は一般的なはちみつよりも濃い茶色をしています。
味は甘味もありますが、独特な風味があり、ハーブや漢方のようだと例えられることも多いです。

ローヤルゼリーは乳白色です。
製品によっては黄色みが濃く、淡黄色をしているものもあります。
味に甘味はなく、独特な酸味があります。
発酵食品のようだと例えられることもあり、味が苦手だと感じる方も多いです。

マヌカハニーもローヤルゼリーもそのまま食べることができますが、味が苦手な人ではヨーグルトやジュースに混ぜて食べるなどしています。
また一般に販売されているものでは、食べやすいように調整された商品もあります。

マヌカハニーとローヤルゼリーの違いをご紹介しました。
どちらも購入時にはその品質や、含まれている栄養成分をよく確認する必要があります。信頼できる商品を選ぶと良いでしょう。

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